この記事では、数式や関数を使って「時間」を計算する例として、アルバイトの労働時間と給与をエクセルで自動計算する方法を紹介します。エクセルも「時間」を数値の一種として扱うので、数式や関数を使って普通に「時間」を計算することが可能です。しかし、「時間」ならではの注意点も少なくありません。具体例を見て確認してみましょう。
入退室時間から労働時間を計算する
稼働時間を求めたいときなど、「時間」を計算するとよいでしょう。時間は小数点以下60桁(分、秒)と小数点以下24桁(時)で表される数値ですが、そのような場合でも数式を使って様々な計算を行い、関数SUMで「和」を求めることが可能です。
そこで今回は、Excelで時間を計算する方法と、注意すべきことを紹介します。特に「24時間以上」という時刻を表示するためには、少し特殊なフォーマット仕様が必要です。この機会に覚えておくとよいでしょう。
関数SUMで「時間」の合計を計算して、24時間以上を表示しますか?
今回は、アルバイトの労働時間や給与の計算例を使って具体的な手順を紹介しましょう。下の図は、アルバイトの「入退社時間」と「退社時間」の一覧です。このような表は月単位で作るのが一般的かもしれませんが、全体像を見やすくするために、1週間分(7日分)のデータだけを取り出して紹介しましょう。
入退室時刻をまとめた表(タイムカード)
まず、Excelで各日付の稼働時間を計算します。この職場では、アルバイトはシフト制であるため、毎日の「入退社時間」は一定ではありません。このため、「労働時間」も日によって大きく異なります。
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