Word(ワード)ショートカットキー47選! インデントなどの操作法を一覧で紹介

Word(ワード)を使った資料作成において、もう少し作業効率を上げるためにWordのスキルアップをしたい方は、ショートカットキーを覚えましょう。キーボードのみで操作可能なため、マウスを使う手間がなく、作業時間の短縮につながります。

この記事では、Wordの基本的なショートカットキーをご紹介します。文書作成時に役立つキー操作を身につけて、スキルアップを目指しましょう。

  • Wordのショートカットキーについて解説します

Word(ワード)のショートカットキー:基本操作編

文書作成において欠かせないソフトウェア「Microsoft Word」。業務に関する資料や報告書など、あらゆる書類作成に活用しているという人も多いでしょう。

少しでも作成スピードを上げるにはタイピングの速度はもちろんですが、ショートカットキーを使っているかどうかでも作業効率は変わってきます。ここでは、Wordの基本操作に役立つショートカットキーをまとめてご紹介します。

目的 キー
コピー Ctrl+C
ペースト Ctrl+V
切り取り Ctrl+X
元に戻す Ctrl+Z
やり直す Ctrl+Y
すべて選択 Ctrl+A
太字にする Ctrl+B
下線を適用 Ctrl+U
フォントのサイズ調整 Ctrl+[(縮小)・](拡大)
テキストの左揃え Ctrl+L

ここでご紹介したショートカットキーは、他のソフトウェアでも共通するものがいくつかあるので、ぜひ身につけておきましょう。

  • Wordのショートカットキーをマスターして作業効率を高めましょう

Wordのショートカットキー:作業編

基本のショートカットキーを身につけたら、文書の作成スピードアップにつながるショートカットキーも覚えていきましょう。作業する目的から自分がよく使うものを選んでチェックしてみてください。

文書作成の基本的なショートカットキー

文書作成の際に役立つショートカットキーの中でも、基本的なものをご紹介します。

目的 キー
選択したテキストの書式をコピー Ctrl+Shift+C
選択したテキストの書式をペースト Ctrl+Shift+V
日付入力 Alt+Shift+D
現在時刻を入力 Alt+Shift+T
設定した書式を解除 Ctrl+Space
箇条書き Ctrl+Shift+L
文字数カウント Ctrl+Shift+G
カーソルを現在の行の先頭に移動 Home
カーソルを現在の行の末尾に移動 End
ナビゲーションを表示して文書内を検索 Ctrl+F
「検索と置換」のダイアログボックスを表示 Ctrl+G

1つ目の「Ctrl+Shift+C」は通常のコピー(Ctrl+C)とは異なり、書式のみコピーされます。コピー元とペースト先は対でなくても適用されます。文書のデザインを統一したいときに便利です。

キーボードには、大きなフルサイズとコンパクトなモバイルサイズがあります。フルサイズキーボードでは「Home」「End」キーは方向キーの上に設置されていますが、モバイルサイズでは方向キーを切り替える「Fn」を用いることで適用される場合もあります。キーボードの仕様によって配列が異なるため、確認しておきましょう。

Wordのインデント関連のショートカットキー

見映えのよい文書作成に欠かせないインデント関連のショートカットキーをご紹介します。

インデントを増やす(字下げ)|Ctrl+M

インデントとは、文字の位置を設定するための機能です。マウス操作なら、下の赤枠内のアイコンをクリックすれば、インデントを増やしたり減らしたりすることができます。

  • 見映えのよい文書作成に欠かせないインデント関連のショートカットキーを解説

アイコンをクリックするよりも、字下げをしたい場所にカーソルを置く、または文字列を選択して「Ctrl+M」でショートカットすれば簡単に行えます。

  • 「Ctrl+M」でショートカットすれば簡単に字下げが可能です

実施したインデントは「shift+Ctrl+M」または、リボン操作で「Alt→H→A→O」で解除が可能です。

ぶら下げインデントを設定|Ctrl+T

ぶら下げインデントは、段落2行目以降の書き出し位置を右側へ字下げする機能です。

  • 「Ctrl+T」はぶら下げインデントのショートカットキーです

上の四角に赤で塗りつぶされた文字列に、ぶら下げインデントをかけてみます。

  • 「Ctrl+T」のショートカットキーを実行

「Ctrl+T」をすると、二行目以降のみ右側へ下がっていることがわかります。実行したインデントは「shift+Ctrl+T」で元の位置に戻すことが可能です。

タブを挿入|Tab

文章の見映えをよくするためにスペースを使って文字位置を調整している方は、語句の間に一定のスペースを挿入できるTabキーを使うと便利です。スペースキーでは1文字ずつ空白が入りますが、Tabキーでは一度に数文字分の空白を入れることができます。

  • 「Tabキー」を使えば文字列のカーソル移動も簡単

3列に項目が分かれたテキストをまとめて選択するのではなく、空白を挿入したい各文字列にカーソルを合わせてからTabキーを押します。

  • 項目間の空白も「Tabキー」1つで揃えることができます

このように文字列の途中でTabキーを押すと、最初に入れた空白に次の文字列の頭を揃えてくれます。

覚えておくと便利なWordのショートカットキー

キーボード上部にある、F1~F12のファンクションキーに割り当てられたWordのショートカットキーをご紹介しましょう。

目的 キー
「名前をつけて保存」のダイアログ表示 F12
文章校正 F7
選択範囲の拡張を開始(拡張選択モード時) F8
現在の位置から文書の先頭まで選択 Ctrl+Shift+Home
現在の位置から文書の末尾まで選択 Ctrl+Shift+End

ノートパソコンの中にはファンクションキーの機能が一部逆転していたり、「fn」キーと同時押しが必要であったりするものがあります。また、アプリを使って好みの機能を割りあてられるキーボードをお使いの方で、自分仕様にカスタマイズしている場合は、ご紹介したファンクションキーのショートカットは該当しないこともあります。うまく動作しない時は、キーボードの仕様を確認してください。

  • Wordに必要なショートカットキーを覚えましょう

Wordのキーボードショートカット:リボン編

Word上部には「ファイル」や「ホーム」といった「タブ」がいくつかありますが、このボタンが収納されている部分を総称して「リボン」と呼びます。

リボンでのショートカットを使いこなせると2~3個のキーで操作が可能です。マウスを使うよりも断然スピードが上がるため、よく使用するものは覚えておくとよいでしょう。

  • Wordのリボンは、2~3個のキーで操作が可能です

リボンタブへのアクセスキー

リボンへのショートカットは、まず「Alt」キーを押して操作ができるように設定します。グレーのボックスで囲まれた英数字をキーで入力すれば、それぞれのタブへ飛ぶことが可能です。

  • リボンのショートカットを活用しよう

目的 キー
ヘルプのコンテンツを検索 Alt+Q
Back Stageビューを使用する Alt+F
「ホーム」タブを開く Alt+H
「挿入」タブを開く Alt+N
「デザイン」タブを開く Alt+G
「レイアウト」タブを開く Alt+P
「参照 設定」タブを開く Alt+S
「差し込み文書」タブを開く Alt+M
「校閲」タブを開く Alt+W

リボン操作のショートカットキー

ここでは、「Alt」キーを押して希望のタブへ移動した後に、コマンド内を移動したいときなどに使うキー操作をご紹介します。マウス操作不要ですべてキーボードのみで対応できるので、参考にしてみてください。

目的 キー
コマンドフォーカスを移動 Tab、Shift+Tab
コマンドグループ間を移動 Ctrl+←・→
アイテム間を移動 方向キー
選択したボタンをアクティブに Space・Enter
選択したコマンドのリストを開く
選択したボタンのメニューを開く Alt+↓
リボンの展開・折りたたむ Ctrl+F1
コンテキストメニューを開く Shift+F10
サブメニューへ移動

リボン操作のショートカットはたくさんあるので、まずは自身がよく使用する操作から覚えるとよいでしょう。

  • ショートカットを覚えると同じ文書作成でも格段に作業スピードが上がります

Wordのショートカットキーを活用しよう

ショートカットキーを覚えれば、キーボードでほとんどの操作が可能です。マウスへ持ち替える必要がなくなれば手首への負担軽減につながるなど、作業時間を短縮する以外のメリットもあります。

今回はWordで使う基本的なショートカットキーをご紹介しました。ほかにもショートカットキーはたくさんあります。初めて使うときは少し戸惑うかもしれませんし、「これで本当に速くなるのか」と思われるかもしれません。

しかし、くり返し意識して使うことで少しずつ指が覚えて、作業スピードが上がっているのを実感できるはずです。まずは基本のショートカットキーから活用してみてください。