米Microsoftが4月5日(米国時間)に、「Windows Powers the Future of Hybrid Work」(ハイブリッドワークの未来を切り開くWindows)というITプロフェッショナルを対象としたWindowsイベントを開催する。

イベントはオンライン形式で、米東部時間の午前11時(日本時間4月6日0時)からPanos Panay氏(Windows担当エグゼクティブバイスプレジデント兼最高プロダクト責任者)による基調講演を開始。生産性とコラボレーション、マネジメント、セキュリティに関するWindowsツールのデモを披露する3つのブレイクアウトセッションも行う。

Microsoftは、将来のハイブリッドワークのニーズに応える”次世代のWindows”として、昨年10月に「Windows 11」をリリースした。

Windowsユーザーが慣れ親しんだ操作性を維持しつつ、”ユーザー中心”の思想でUI(ユーザーインターフェイス)全体を刷新し、機能を見直した。例えば、作業をスムーズに再開できるようにスタートメニューを整理し、エクスプローラでよく使う機能をボタン化、スナップ機能でマルチタスキングを強化している。また、ハイブリッド環境において安全に仕事を進められるように「TPM(Trusted Platform Module) 2.0」モジュールをハードウェア要件とし、クラウドベースのソリューションで複雑化するデバイス運用管理の負荷軽減を支援するなど、パフォーマンス、セキュリティ、管理性からより合理的でパーソナルな体験を提供する。

2月にはWindows 11の最初の大きな機能アップデートが配信されたが、Windows 10からのシフトは始まったばかりである。Microsoftは数年先の働き方や学び方を見据えて、プラットフォームや製品を設計しており、今のWindows 11はその橋渡し役を担う。

イベントの説明では「ハイブリッドワークのニーズに応えるためにMicrosoftが構築している体験のロードマップを紹介します」としており、長期的な視点で見たハイブリッドワークに求められる体験を切り口に、Microsoft 365、Teams 2.0のビジネス向けの展開、Microsoft Defender、Windows 365クラウドPC、Windowsの大型アップデートなどの新たな情報が共有されるのではないかと予想されている。