三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)は10月25日、Microsoft Teamsの通話や会議を全自動録音するクラウドサービスとして3月に発売したnokos(ノコス)に、会議音声をテキスト化するオプション機能を追加し、2023年3月中にサービス提供を開始すると発表した。

    テキスト化機能画面例(会話起こし)

今回開発した音声データのテキスト化機能は、日報作成、議事録作成、特定ワード検索やテキスト分析を可能とするもの。これにより、コンプライアンス確保にとどまらず、人材育成などを目的としたデータ活用を効率よく実現できるとしている。

議事録やCRMシステム、日報などへの入力作業がテキストからのコピー&ペ-ストで可能になるほか、キーワード検索により目的の会話にすぐにたどり着くことが可能。また、聞き逃した/出席できなかった会議の内容把握や振り返りが迅速に行えるという。

特定ワードを指定した発言チェックがテキスト検索で行えるほか、蓄積したデータを基に評価の高い営業員のトークの傾向分析や、話術やトークの癖などの把握を通じ、営業員育成への活用が容易になるとしている。

nokosでは全ての会話を自動で録音するため録音漏れ防止への配慮が不要で、Teams以外の専用アプリが不要なため、他システムへの影響を最小限に抑えた導入が可能だということだ。提供価格は、端末が1ユーザー5,000円/月、ストレージが1TB 20,000円/月。

なお、MDISは、2023年3月中の提供開始に先立ち、11月10日〜11日に開催されるFIT2022のMDISブースにnokosを展示し、テキスト化機能のデモンストレーションを行うということだ。