Teamsのチャットで返信しようとした際、相手のメッセージを引用したほうがわかりやすいこともあるでしょう。Teamsの引用返信機能にはメリットがたくさんあり、時間も短縮されてとても便利。では、この引用方法をご存知でしょうか。

本記事ではTeamsのチャットにおける、引用返信の方法をご紹介します。デスクトップ版、モバイル版にわけて紹介し、引用のショートカットキーについても触れていますのでぜひ参考にしてください。

  • Teamsで引用返信する方法を紹介する記事です

Teamsで引用返信する方法_デスクトップ版

Teamsをデスクトップ版で使っているときの、メッセージの引用方法から紹介します。

まず、Teamsのチャット画面に入ります。画面左側に表示された「チャット」を選択しましょう。

  • Teamsでのメッセージ引用方法【デスクトップ】1

チャットリストが表示されますので、対象のチャットを選んで画面を開きます。

  • Teamsでのメッセージ引用方法【デスクトップ】2

引用したいメッセージの上にマウスポインターを置くと、メニューが表示されます。その中から「…」を選び、「返信」をクリックします。

  • Teamsでのメッセージ引用方法【デスクトップ】3

すると、メッセージボックスに以下のように引用されます。全文を引用する必要がないなら、適宜削除します。引用に自分のメッセージを添える場合は、改行欄に入力し、右下の「送信」ボタンを押せばOKです。

  • Teamsでのメッセージ引用方法【デスクトップ】4

引用返信のショートカットキー

Teamsの引用返信は、以下のショートカットキーで行うこともできます。相手のメッセージの一部分だけ引用したいときに便利です。

「shift」+「>(半角)」

メッセージボックス内で上記のショートカットキーを入力すると、引用の表示がされます。相手のメッセージから引用したい部分をコピペして、引用欄が表示されたところへ貼り付けます。

引用後に改行して入力するには

Teamsで引用したメッセージに自分のコメントを添える場合は、改行してから入力します。改行のショートカットは下記の通りです。

ショートカット
Windows 「Shift」+「Enter」
Mac 「Shift」+「Return」

改行後、メッセージボックスの左下に表示されている「書式」アイコンをクリックします。

  • Teamsでのメッセージ引用方法【デスクトップ】5

改行した行に入力カーソルがある状態で、表示されたメニューから「”(引用)」をクリックし、引用を終わらせます。

  • Teamsでのメッセージ引用方法【デスクトップ】6

引用の表示が終了し、メッセージを入力できるようになります。

  • Teamsでのメッセージ引用方法【デスクトップ】7

メッセージを入力したら、右下の「送信」ボタンで送信してください。なお、Teamsは「Ctrl」+「Enter」のショートカットキーを使って送信することもできます。

  • Teamsのメッセージをデスクトップ版で引用する方法を紹介しました

Teamsで引用返信する方法_モバイル版

続いて、Teamsをスマートファンやタブレットなどのモバイル版で使用しているときの引用方法です。

スワイプして引用返信

モバイル版は、スワイプ機能で手軽に引用返信できます。スワイプとは、画面に指で触れたまま、横に滑らせる動作のことです。

まず、引用したいメッセージを選び、右へスワイプしましょう。

  • Teamsでのメッセージ引用方法【モバイル】1

すると、メッセージボックスに引用欄と引用メッセージが表示されます。自分のメッセージを入力したら、「送信」をタップして送信します。

長押しして引用返信

スワイプのほか、長押しして引用メッセージを表示させることも可能です。引用したいメッセージを長押しすると、選択メニューが表示されます。

  • Teamsでのメッセージ引用方法【モバイル】2

表示されたメニューから「返信」を選ぶと、引用欄と引用メッセージが表示されます。こちらも自分のメッセージを入力し、「送信」をタップすればOKです。

モバイル版では、全文表示されない場合も

ただし、Teamsをモバイル版で使用している場合、引用したメッセージの全文が文字数制限によって表示されないことがあるので注意しましょう。

デスクトップ版は基本的に文字数制限がないため、引用したメッセージは全文表示されます。

  • Teamsの引用返信は、モバイル版では制限がある場合も

Teamsの引用返信のメリットとは

Teamsの引用返信機能を紹介してきましたが、活用するとどのようなメリットがあるのでしょうか。

スピーディー

どのコメントに対しての返信かを、わざわざ自分で入力する必要がないので、スピーディー。例えば「資料をお送りします。ご確認お願いします」というメッセージに対する返信も、引用返信を使えば「確認しました。このまま進めてください」とだけ入力すればいいことに。時間がかなり短縮されます。

わかりやすい

例えば昨日のメッセージに対して返信したいとき、「昨日ご連絡いただいた●●の件ですが、」などという前置きはいっさい必要ありません。昨日のメッセージをそのまま引用返信すればOKです。

また、Teamsのチャットには複数のメンバーが参加していることもあります。各メンバーから色々なメッセージが飛び交っていると、返信すべきメッセージはどんどん埋もれていってしまいます。そんなシーンでも、どのメッセージへの返信かが一目瞭然の引用返信は、大いに役立つでしょう。

複数のメッセージに一度に返信できる

何人かのメンバーから質問を受けて、それに返信する場合も、引用返信の機能を使うとよいでしょう。誰の、どのメッセージへの返信なのか、すぐにわかるようにできることが引用返信の強みです。

  • Teamsの引用返信で、業務効率アップ!

Teamsの引用返信で気を付けたいポイント

便利なTeamsの引用返信ですが、使い方によってはメッセージがわかりづらくなってしまい、引用返信の意味がなくなってしまいます。ここではTeamsの引用返信において、気を付けたいポイントを紹介します。

長文になりすぎないよう注意

引用したいメッセージが長い場合、それに自分のメッセージを添えて送信するわけなので、全体のメッセージがかなり長文になってしまいます。これは、短いやりとりが頻繁に交わされるチャットにおいて、あまりいいこととは言えません。

引用したいメッセージは、必要な部分だけを残してあとは削除するか、改行をうまく使って読みやすく表示させることが大切です。ただし、モバイル版では引用したメッセージを編集することはできません。

モバイル版ではできることが制限される

前述したとおり、Teamsをモバイル版で使用している場合、引用したメッセージの一部分だけを削除したり、読みやすくするための改行を入れたりすることができません。

また、これも前述していますが、引用したメッセージは文字数制限によって全文が表示されないことがあります。こうしたストレスなく引用返信を行いたい場合は、デスクトップ版を使うとよいでしょう。

  • Teamsで引用返信する際にはデバイスによって機能が異なる点に注意してください

Teamsの引用返信で、ムダな時間を減らそう!

Teamsのチャットでは、引用返信がとても便利。時間が経ってしまったメッセージに返信したいとき、複数のメンバーが参加するチャットで特定のメッセージだけに返信したいとき、メッセージを引用すればどれに対する返信なのかがすぐにわかります。

Teamsの引用返信はデスクトップ版とモバイル版で仕様が異なります。デスクトップ版では「shift」+「> (半角)」で引用欄を表示させることができますので、ぜひ覚えて活用してください。また、モバイル版ではできることに制限がありますので、踏まえておくとよいでしょう。