Microsoftは現地時間2022年10月25日、Microsoft Excel(以下、Excel)における2022年10月の新機能を公式ブログで報告した。Excel on the Web(以下、Web版Excel)は検索から機能を実行する検索機能、Windows版Excel(デスクトップ版Excel)はナビゲーションペインの実装やWeb版Excelと同じ検索機能を実装。Office Insider版には、Officeスクリプトによるタスクの自動化や、キーボードショートカットキーを利用した際の貼り付けオプションの変更を加えた。なおmacOS版ExcelもOffice Insider版でOfficeスクリプトに対応している。

    Web版Excel。メニューは「Shift」+「F10」キーで呼び出せる

ナビゲーションペインもしくはナビゲーションウィンドウは、視覚障害者を支援する機能。Excelワークシートに含まれた要素に素早くアクセスできる。

    ナビゲーションペインは「表示」タブの「表示」からアクセス可能

Office Insidersのベータチャネルで提供中のデスクトップ版Excelは、いくつかの新機能を検証中だ。一つはOfficeスクリプトによるタスクの自動化。Officeスクリプトは複数セルの演算など、ここ数年開発してきた機能だが、Excelワークシートで定期的に行う作業を簡略化できる。本機能はOffice InsiderのmacOS版Excelでも提供中。

    Officeスクリプトによるタスクの自動化

「Ctrl」+「Shift」+「V」キーによる貼り付け機能はコンテンツのみを貼り付け、その後書式設定など加工を行う機能。また、DAX関数を強化し、Power Pivotでメジャーを作成する際に新しいDAX関数を使用すると、データを分析や視覚化、レポート作成機能が使用できる。