日立社会情報サービスは10月27日、既存のExcelデータを生かしつつ高度な集計・分析をスピーディーに実現する「超xlsサービス」において、運輸業のデータ利活用を支援する編集可能な分析アプリを提供開始したことを発表した。

    画面イメージ(事故分析の例)

今回提供開始された運輸業向け分析アプリは、実際に運輸業に携わる顧客とともに、運輸業にとって有用な分析とは何かを議論した上で、「売上分析」「人財分析」「事故分析」の3機能を開発したもの。

同アプリは編集可能で、既存データに合わせたり、分析したい項目に変更したりすることで可視化を簡単に短期間で行えるようになり、運輸業における経営へのデータ利活用を推進できるという。

「売上分析」では、倉庫収入や人件費などの支出を年度別・月別で比較することができる。「人財分析」では、人員構成や資格取得情報について、会社全体の現状把握だけでなく、一人ひとりにもフォーカスする。「事故分析」では、事故発生地点を地図上で表示し、事故原因を深掘りすることで、従業員の意識向上につなげる。これらの機能は、それぞれの企業のニーズに沿った内容に編集することも可能になっている。

同アプリは、ユーザーライセンスでの提供となっており、グラフィカルチャートの利用料も含めて5ユーザーセットで年間15万6000円となっており、グラフィカルチャートのみの使用の場合では年間5ユーザーセットで 6万円となっている(いずれも税別)。