• Home
  • WINDOWS
  • OFFICE
  • EXCEL
  • WORD
  • POWERPOINT
  • OUTLOOK
  • TEAMS
  • AZURE
What's Hot

Microsoft 365 Copilot with AI – Yoshikazu Akutsu の Windows Weekly Report

2023年3月21日

NVIDIA/AMD GPU の最大 FPS を制限する

2023年3月19日

エクセルやワードなどマイクロソフト365でのAI活用を支援する「Microsoft 365 Copilot」を発表

2023年3月19日
Facebook Twitter Instagram
Facebook Twitter Instagram Vimeo
PC MEDIA
Subscribe Login
  • Home
  • WINDOWS
  • OFFICE
  • EXCEL
  • WORD
  • POWERPOINT
  • OUTLOOK
  • TEAMS
  • AZURE
PC MEDIA
ホーム » パソコン 窓辺の小石 第60回 E-XELS 9時間前 連載
EXCEL

パソコン 窓辺の小石 第60回 E-XELS 9時間前 連載

TanakaBy Tanaka2022年5月7日コメントはまだありません1 Min Read
Facebook Twitter Pinterest LinkedIn Tumblr WhatsApp VKontakte Email
Share
Facebook Twitter LinkedIn Pinterest Email
Google Ads
Ad 4
Ad 3

    E-XELS

メモリや処理能力など「リソース」がふんだんに使えるようになり、最近のプラットフォームは安定期にある。このため、アプリケーションも成熟したものが増えた。1990年台、高性能なUnixワークステーションでもX Window Systemのコンパイルには丸一日掛かり、Emacsもその配付サイズから「巨大」なアプリケーションだと認識されていたが、最近のプラットフォームから見れば、どちらも数10メガバイトとあっという間にダウンロードできる「たいしたことがない」サイズのアプリケーションでしかなく、emacsやvimは、スマートフォンや組み込みLinuxボードなどでも問題なく動く。

アプリケーションは成熟するとたいてい多機能化に向かう。しかし、その規模が大きくなると、使うのも大変になる。たとえば、エディタには多数の機能があり、それぞれにキーの割り当てがある。機能が多く、キー割り当てが多数になるようなアプリケーションを使うとき筆者は、自分で「チートシート」を作るようにしている。チートシートとは、コマンドやキー、設定項目名などをまとめた一覧表である。成熟したアプリケーションはドキュメントも豊富なことが多いが、自分でチートシートを作ることで、キー割り当ての全体象を理解でき、すぐに必要なキーを調べることができるようになる。

今回はサンプルとしてvimのチートシートを作って見る(写真01)。筆者は、1980年台にBSD版Unixの上でviを使っていたが、その後のLinux上のvimなどとは付き合いが薄く、40年前のviのコマンドでしか使っていなかった。そこで、一気にvimの40年分の進化に追いつこうと思ったわけだ。vimを選んだのは、文字キーがコマンドなので、ソートや前処理の例になりそう、という考えもある。

・VIMリファレンスマニュアル
https://vim-jp.org/vimdoc-ja/vimindex.html

    写真01: Webページからキー割り当ての情報をクリップボード経由でメモ帳(写真右上)に貼り付け、エディタ(もちろんvim。写真右中央)で置換などを行い、Excelに読み込む(写真左上)。「リボンのデータタブ ⇒ テーブルまたは範囲から」を使い、PowerQuery(写真左下)でタグ列で並べ替えて不要な列を削除してテーブルを作り、これをHTML(写真右下)として出力した

チートシートを作るには、アプリケーションのホームページなどからキーの一覧データを入手し、これをテキストとしてファイルを整形し、最後にExcelで仕上げる。Excelで読み込むことを考えると、最低でもデータはすべて1件1行(キー1つで1行)、列の区切りはタブにしておきたいところ。Excelとテキストファイル読み込みのためのPowerQuery(窓辺の小石(18) PowerQueryでソフト開発参照)では、テキスト読み込み時にASCIIコードのダブルクオートやカンマを特別扱いしてしまうので、テキストの段階で、これらを全角のものに置き換えておく。テキスト編集では、正規表現が利用できるエディタの置換機能で複数スペースをタブに置き換えるなど、一気に変換する操作だけを行い、1行1行、修正するような手作業は行わないようにする。文言や表現、書式などはあとでいくらでも直せる。

Excelに正しく読み込めたと判断してからExcel側での編集に入る。その判断は、読み込んだテキストがPowerQueryの「列の分割」で正しく分割できたかどうかで行うとよい。前述のvimのデータなら、1行のデータは、最大で4つの列(タグ、コマンド、注、動作)に分割できる。5つめの列がある、「注」と「動作」が混ざっているなんて場合は、テキスト側での整形にやり残しがある。

いったんExcelでセルの編集を開始してしまうと、もうテキストファイルの編集に後戻りすることができなくなる(Excel側での編集を全て捨てるのなら可能だが……)。なので、その判断は少し慎重に行う。なお、PowerQueryでの文字列置換などの編集操作は、エラーにならない限り、テキスト側での編集には影響を受けない。

Excelでチートシートを作成するときには、表示には使わないソート用の列を作ることを考えておく。上記のURLのデータであれば、「タグ」列をソート専用の列にできる。vimのキー割り当てにはコントロールキーを併用するものがあるが、データ中、タグ列、コマンド列では“CTRL-A”などと表記している。これをそのままソートしてしまうと“c”キーのそばにすべてのコントロールキーが並んでしまう。これを避けるために、タグ列の“CTRL-”を“コントロール”などソートを想定した文字列に置き換えていく。そのほか、特殊キーを“<”と“>”で囲って表記しているが、これもvimのノーマルモードのインデントコマンドと同じになってしまうので、タグ列では、全角文字に置き換えるなどの対応が必要になる。これは、テキスト段階でもできるし、読み込み時のPowerQueryの処理(値の置き換え)でも可能だ。

こうして、Excelでキー一覧のデータができたら、これを元にテーブルを作成する。Excelのテーブルは、オリジナルの変更が反映できるクローンのようなものだ。さまざまな表を作るなら、オリジナルのテーブルから、PowerQueryでソートし、フィルターをかける、不要な列を削除するなどして最終成果物となるテーブルを作成する。このようにしておくと、1つのデータから複数の一覧表を簡単に作ることができる。理解したコマンドかどうかを示す列を追加すれば、不慣れなコマンドだけのチートシートを作ることもできる。

チートシートの元になるオリジナルのテーブルは、Excelに手慣れたユーザーなら1~2時間というところ。初回は手間が掛かるが、慣れると比較的短時間で作成ができるようになる。オリジナルのテーブルができたら、コマンド(キー)と動作のみチートシートをテーブルとして作りPDFやHTMLなどにして自分で使う。このあと、キーに分類(たとえばカーソル移動、スクロールなど)を付ける、表現を手直しするなどして一覧表を更新する。これを繰り返し、分類や説明が洗練されていく過程でコマンドの全体象が頭に入る。全体象を掴むことができれば、細かいことを忘れても、キーや機能を探すのが簡単にできるようになる。最初はチートシートが必要でも大抵の機能は、数回使うと覚えてしまう。

今回のタイトルの元ネタは、2015年の映画“PIXELS”(邦題ピクセル)である。Star TrekネタのGalaxy Quest(1999)と同じく勘違いした宇宙人の話だが、ファミコンやアーケード版ドンキーコングなど1980年台のゲームの話を絡めてある。この映画の中で登場人物が「チート」を使ってゲームに勝つというエピソードがある。チートというと、いわゆる「ズル」なんだが、なぜかソフトウェアのキー割り当て一覧などはズルでもないのに「チートシート」と呼ぶ。「本物のプログラマ」は、キー割り当てを全部記憶していなければならない、ってことなのか?

Google Ads
Ad 1
9時間前 EXELS パソコン 窓辺の小石 第60回 連載
Share. Facebook Twitter Pinterest LinkedIn Tumblr WhatsApp Email
Previous Articleパソコン メール情報を盗むマルウエア「Emotet」の被害広がる – JPCERT/CC 2019/11/27 18:02
Next Article エクスプローラーの「新規作成」をキーで操作する
Tanaka
  • Website

Related Posts

エクセルやワードなどマイクロソフト365でのAI活用を支援する「Microsoft 365 Copilot」を発表

2023年3月19日

パソコン 2023 年 3 月の Microsoft 月更新 – 悪用されることが既にわかっている脆弱性を修正 2023/03/15 14:17 報告

2023年3月17日

生年月日から年を除く年までの誕生日で並べ替え

2023年3月14日

関数MONTHで来月誕生日を迎えるメンバーのみピックアップ

2023年3月7日

Leave A Reply Cancel Reply

人気記事

Microsoft 365 Copilot with AI – Yoshikazu Akutsu の Windows Weekly Report

2023年3月21日

NVIDIA/AMD GPU の最大 FPS を制限する

2023年3月19日

エクセルやワードなどマイクロソフト365でのAI活用を支援する「Microsoft 365 Copilot」を発表

2023年3月19日

マイクロソフトは、ハイブリッドワークをサポートするためにTeamsに新しいAI機能を導入しています

2023年3月19日

ウィキからワンノートへ (4)…OneNote で開くノートブック

2023年3月18日

カナリアチャンネルを使用している場合、Windows11インサイダーを変更できませんか?

2023年3月17日

パソコン 2023 年 3 月の Microsoft 月更新 – 悪用されることが既にわかっている脆弱性を修正 2023/03/15 14:17 報告

2023年3月17日

生年月日から年を除く年までの誕生日で並べ替え

2023年3月14日

エンタープライズ IT ケース スタディ、Microsoft 365 の使用方法、パート 9 から学ぶ Microsoft Ignite は、Teams のトランシーバー機能を使用して、日本の最前線での運用の可能性を探ります 21時間前 – 広報 –

2023年3月14日

マイクロソフトWordはついにプレーンテキストのみを貼り付けるためのショートカットを追加します

2023年3月14日
About Us
About Us
Our Picks
Facebook Twitter Instagram Pinterest
  • Home
  • WINDOWS
  • OFFICE
  • EXCEL
  • WORD
  • POWERPOINT
  • OUTLOOK
  • TEAMS
  • AZURE
Copyright © PC-MEDIA.JP All rights reserved.

Type above and press Enter to search. Press Esc to cancel.

Sign In or Register

Welcome Back!

Login to your account below.

Lost password?